断熱材について
こんにちは。中津川市の日建建設の加藤です。
家を建てるときに「新築したら暖かくなる・涼しくなる」と期待されることと思います。
いろんな展示場を廻っている方は分かると思いますが「うちはこういう断熱材を使ってます」と宣伝する会社も多いです。
性能を説明して良い商品だと思ってもらうということですが、実は断熱材の性能は家にはあまり関係ありません。
なぜなら今市場に出回っている断熱材で粗悪品を使おうとしても、無いからです。また、断熱材の各素材の熱伝導率は、どの断熱材も体で感じるほどの大差はありません。
結論として、断熱材の「性能」が大事ではなく、「施工」が大事なのです。性能の良いものを使っても施工が悪ければ意味が無いからです。
日建建設では、標準仕様の断熱材は「グラスウール」を使っています。大手ハウスメーカーなどはグラスウールは良くないというのが決まり文句ではありますが、それは「嘘」なのです。
グラスウールはカビが生えるなどと言って写真を見せられたことがある方もいると思います。
しかしその写真は、40年以上前の施工法でまだ通気工法や壁の防水が確立されていない時の写真であり、しかも北海道などの極寒の地区で施工された時の写真なので「嘘」なのです。
グラスウールはしっかり施工すれば、「安価で良い断熱性能が得られる優れた断熱材」なのです。
さらに詳しく聞きたい方は、打ち合わせ時などに説明させていただきます。
標準は「グラスウール」ですが、少し高くなりますがオプションとして「ウレタン遮熱断熱」をお勧めすることも多いです。
ウレタン遮熱は暖かさに違いが無くても、夏の室内温度には違いがあるからです。しかし遮熱材を使用してますので断熱材が熱を持たないのは当然のことですね。
グラスウールとウレタンはそれぞれに良さがありますが、「値段・断熱性能・遮熱性能」の内容をちゃんと理解した上でしっかりとした施工をしてもらえばどちらも間違いではありません。
難しいかもしれませんが、性能を売りにするセールスには惑わされないように気をつけれるといいですね。