棟上げ式
みなさんこんにちは。 日建建設の水野です。
私の家の梅の花が満開となり足早に春が訪れてきてくれていますが
その反面新型ウイルスは猛威をふるっていますので
予防には十分過ぎるくらい気をつけましょう。
さて先日私が営業担当させてもらっているお客様の棟上げをさせて戴きました。
お施主のF様もお休みを取って見学に来ていただき最近では珍しく
昼のお食事まで出していただき大工職人さんを労っていただきました。
上棟式と言えば30年ほど前までは木造建築の家であれば
当たり前のように行われていましたが、最近ではほぼ無くなってきました。
一般的に上棟式(棟上げ式、建前あるいは建舞とも言う)と
家の組み立て工事で屋根の一番上の横材の棟木が出来上がったところで
執り行う行事のことを言います。
それは作り手側とお施主側との今後の工事が安全にうまく行くため
親睦を深めるためや、大工職人や工事関係者を労う為に行うものです。
この上棟式を行うことは、その施主が社会的や人間的に
一人前になった証でもあると言われていました。
私がこの住宅業界に入って38年ほどになりますが
当時家を建てる方の年齢は40歳前後でした。
その理由として大きかったのが、
最低でも建築資金の20%は自己資金が必要だったこともあり
そのお金を貯蓄するのに時間がかかったこともあります。
また最近この上棟式が少なくなった理由として
金銭的な費用の問題や社会的価値観が変わってきたことです。
具体的に言いますと
30年ほど前にお客様から聞き取りをしたところ
上棟式を行う費用として最低20万円多い方ですと50万円かかった
と言われた方もみえました。
まずこの費用がもったいないと言う発想から縮小傾向になった経緯があり
今では棟上げ当日も見学に来られない方も多くなりました。
これも時代の流れと言いますか環境の変化だと思います。
ただ変わらないのはお施主様が家づくりをして
そのご家族が幸せいっぱいになってもらうことです。
私たちはお客様の幸せを願いただ家づくりをするだけです。