災害時の停電対策住宅の仕組み
こんにちは。中津川市・日建建設の加藤です。
昨日は夜中に地震がありましたね。長い揺れだったため、少し不安でした。
地震や雷雨、台風によって起こることは「停電」です。
今回は新築時の停電対策についてです。
中津川市でも、昨年も大規模な停電がありましたね。
近年、気候が変わってきて毎年のようにあちこちで災害が起きています。
災害により停電が起きて一番困ることは、
1、冷蔵庫が使えず食品がだめになる。
2、照明が使えず、夜暗い。
3、テレビもラジオも使えず、情報収集ができない。
4、携帯の充電ができず、電話が使えない。
5、IHが使えず、料理ができない。トイレが流れない。
などの点があります。
これから家を新築するにあたって、災害対策としてまず思いつくことと言えば、ソーラーパネルと「蓄電池」です。
しかし、ソーラーパネル+蓄電池は高価で、建築予算の優先順位からは外す場合が多いです。蓄電池だけで100万円するからです。
そこで今回提案するのは、「外部からの非常用予備電源の設置」です。工事費は蓄電池の1/3程度で済みます。
簡単に言うと、外部に電源入力BOXを設置し、宅内の優先順位の5系統に送電します。(5系統のみなので家のすべての電源確保はできません。)
外部の電源元は、自家用車のHV車やPHV車からのACコンセントから取るか、1500W対応の発電機(Amazonなどで買えます)です。
非常電源5系統は自分で選ぶことができますが、お勧めは以下です。
1、冷蔵庫のコンセント
2、LDKの照明
3、TV、ブースターのコンセント、携帯充電用コンセント
4、1階廊下、トイレの照明
5、階段、寝室、子供部屋の照明
災害時で停電しても、最低限これらの電源が確保できれば十分だと思います。
これにより蓄電池が無くても電源確保が可能となります。
また、ソーラーパネルと併用するなら、発電した電気を5系統に送ることも可能です。
災害時、IHが使えないことに関しては、ガスコンロを常備しておくことで対応できますし、トイレの排水は手動に切り替えるか停電時の流し方を把握しておけば解決です。
非常用予備電源は、家を新築する際に「災害時の停電が心配で蓄電池を設置したいけど、蓄電池は高いからあきらめる。」という方に最適です。
興味のある方は、見学会にて聞いていただくか、もしくは打ち合わせ時に詳しくご説明いたします。