お金が貯まらない人の行動パターン
この仕事を35年やっていてハッキリ言えることですが、
貯蓄の金額と年収は比例しません。
年収が800万円ある家庭でも貯蓄がほとんどない。
年収が350万円でも貯蓄が500万円ある。
こんな事が本当にあります。
そこで、お金を貯めることが出来ない人の傾向というものを
分析するようにしました。
もちろん「そもそもお金を貯めようという目的意識が低い」と
いうものもあります。ただ、お金の貯まらない人がよく口癖に
「そんなに使っているつもりがないのにお金が貯まらない」
いうものがありました。
私はここにポイントをおいて質問するようにしました。
そうすると、お金が貯まらない人に多く共通する行動パターンが
見えてきたのです。
まず収入が多いのにお金が貯まらない家庭には、夫婦共働きである事が
多いです。(それぞれの年収が平均でも)
2人合わせれば充分に貯蓄が出来るはずなのに、ほとんど貯蓄が出来て
いない。こういった夫婦で典型的なのが財布の別々。
家賃や水道光熱費・電話代の引き落としは旦那様の口座から、食費・日用雑貨
などの買い物は奥様が・・・
こんな割り振りで家計をやりくりされている人が意外に多い事に驚かされます。
私自身が、このパターンの家計で収入に見合った貯蓄をしている人を見た事が
ありません。
お金というのは、入口がいくつあってもいいのですが、
出口は少ない方がいいのです。
というよりも出口を1つにすると出て行きにくくなるものなのです。