
「譲り合いの心」に学ぶ、人にやさしい空間づくり|京都のバスで感じたこと
こんにちは。
岐阜県中津川市にある工務店「日建建設」の藤原です。
今日は仕事の話ではなく、休日に感じた心温まる出来事をご紹介します。
■ 混雑する京都市バスでの一場面
先日、休みを利用して京都へ行ってきました。
今や京都は「オーバーツーリズム」と言われるほど観光客が多く、市内のバスも非常に混雑しています。
以前は市バス1日乗車券(500円)が販売されていましたが、混雑緩和のために廃止されるほど。
私が乗ったバスも満席で、立っている人がたくさんいました。
■ 席を譲る若者たちの姿
そんな中、ご高齢の方が乗車されると、若い人たちが自然と席を譲っていたのです。
それも、優先座席ではない場所でも、自発的に。
短い時間の中で、私が見ただけでも5人もの方が席を譲っていました。
その中の1人のご高齢の女性が、
「私は体が不自由だけど、口は元気だからね」
と笑いながら、席を譲ってくれた若い女性とずっとお話ししていました。
年の差を超えた、温かな交流。
それを目の前にして、なんとも晴れやかな気持ちになりました。
■ 人にやさしい社会、空間とは
この出来事から、「譲り合いの心」の大切さを改めて感じました。
建築の仕事をしている私たちも、
「誰かを思いやる気持ち」をカタチにしていく仕事です。
たとえば、
・段差をなくす
・手すりを設ける
・休憩できるスペースを作る
といったバリアフリー設計も、思いやりの表れです。
今回の体験を通じて、
人にやさしい空間とは、気持ちの延長線上にあるものだと感じました。
■ おわりに
京都での何気ないバスのワンシーンが、
私に「思いやりのある社会の心地よさ」を教えてくれました。
建物づくりにも、そんな心を込めていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。