子供部屋の考え方
こんにちは。日建建設の加藤です。
家づくりをされる方は、ほとんどが
お子さんが0歳~小学生までの間です。
間取りを造る際、敷地に対しての家の配置、玄関位置、LDK、
水まわり、収納、寝室、はご夫婦の考えで造ることができますが、
これから大きくなる子供、これから生まれてくる予定の子供、
まだこれからできるかもしれない子供が、どう部屋を使うかは
はっきりとは分かりませんね。
そうなると間取りを考える際に、予想で造らなければ
ならないのが子供部屋です。
子供部屋を4.5帖にするか6帖にするかという前に、
そもそも子供部屋を使うのか、ということもあります。
お子さんがまだ小さいのであれば、新築から10年間は、
空き部屋になります。
大人になったら使えばいいと思えば、一人暮らしや結婚で家を
出るかもしれません。
お子さんが姉妹であれば、一つの部屋の方がいいかもしれません。
または、あとで狭く仕切れるような、広めの部屋がいいかもしれません。
ただ、家づくりをする私たち世代の子供の頃と大きく違うのが、
リビングの広さ、居心地の良さです。
20年、30年前は、キッチン・ダイニング・居間は、
分かれている場合が多く、長くそこにいるよりも子供部屋に
いた方が居心地が良い部分もあったかと思います。
今の主流となっているリビングは、キッチンとダイニングとリビングが
一つになり、広い空間となっています。
ほとんどの方が、60インチ前後の大きなTVを置き、
エアコンや床暖を装備して快適にしています。
さらにはLDKを廊下兼用として利用し家族みんなが行きかう場と
なっています。
今は、子供部屋にいるよりもリビングにいた方が快適なのです。
そうなると当然、宿題もリビングでやったり、友達が来たら
リビングでゲームをすることになります。
昔よりも、子供が子供部屋にいる時間が減っているということです。
子供部屋をどう造るかは皆様の自由ですが、建ててから 「こうすれば良かった。」と後悔することの無いように考えたいですね。