日建のお役立ちコラム

引き戸の調整方法とは?上吊り式・敷居式どちらも解説

引き戸の開閉がスムーズではなくなってきていませんか。
わずかな隙間ができてしまったり、戸車がスムーズに動かないなど、小さな不具合が生活のストレスにつながることがあります。
今回は、そんな引き戸の調整方法を、上吊り式と敷居式の2種類について、具体的な手順とともにご紹介します。

引き戸調整に必要なものと準備

必要な工具ドライバーの種類と選び方

引き戸の調整には、プラスドライバーとマイナスドライバーの両方があると便利です。
ビスの種類に合わせて適切なサイズを選びましょう。
ネジ山を傷めないよう、ドライバーのサイズはネジ穴にぴったり合うものを選び、無理に回さないように注意してください。

調整前に確認すること戸車の状態やガタツキ

調整作業に入る前に、引き戸の戸車やレールに異常がないか確認しましょう。
戸車が破損していたり、レールに異物が挟まっている場合は、先にそれらを修理・清掃してから調整作業に取り掛かります。
ガタツキが激しい場合は、調整だけでは改善できない可能性があります。

安全に作業するための準備作業場所の確保と注意事項

作業を行う際は、十分なスペースを確保し、周囲に危険な物がないことを確認しましょう。
作業中にケガをしないよう、軍手などを着用することをお勧めします。
また、作業中は、子供やペットが近づかないように注意してください。

引き戸調整の手順とポイント上吊り式と敷居式の違い

上吊り式引き戸の調整方法戸車の調整と手順

上吊り式引き戸は、戸車が上部に設置されています。
通常、戸車には上下・左右に調整できるネジがあります。

引き戸の開閉状況を確認し、上下のずれや左右の傾きを確認します。
ドライバーを使って、ネジを調整することで、上下の位置や左右の傾きを修正できます。
ネジを回す際は、少しずつ調整し、開閉状況を確認しながら行いましょう。
調整後、戸車がスムーズに動くことを確認してください。

敷居式引き戸の調整方法戸車の調整と手順

敷居式引き戸は、戸車が下部に設置されています。
上吊り式と同様に、戸車には上下・左右に調整できるネジがある場合が多いです。
引き戸の開閉状況を確認し、上下のずれや左右の傾きを確認します。
ドライバーを使って、ネジを調整することで、上下の位置や左右の傾きを修正できます。
ネジを回す際は、少しずつ調整し、開閉状況を確認しながら行いましょう。
調整後、戸車がスムーズに動くことを確認してください。

調整後の確認方法開閉の確認と隙間チェック

調整後、引き戸の開閉がスムーズに動くか、隙間が解消されたかを確認しましょう。
開閉時に引っかかりや異音がなければ、調整は成功です。
隙間が残っている場合は、再度調整が必要となる場合があります。

まとめ

今回は、引き戸の調整方法について、上吊り式と敷居式の2種類について解説しました。
簡単な調整であれば、ドライバーさえあればご自身で対応可能です。
しかし、調整が困難な場合や、戸車の破損などがある場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、引き戸の寿命を延ばし、快適な生活空間を維持することができます。
開閉時の異音やスムーズでない動きに気づいたら、この記事を参考に、ぜひ調整を試してみてください。

記事一覧へ